霧雨が音もなく降っている。
勢いはないが、風が強くないので、直線状に降っている。
雲から落ちる時に落ちる面の角度が影響するようだ。
とあるポイントから同じ角度に雨が拡がって落ちる。
すると、地面を底辺とした、二等辺三角形のような格好になる。
二等辺三角形地帯の中にいたら、さぞかし愉快だろうと思う。
そこは雨が避けられているのだから。
しかし、自らの顔にかかる優しい雨の指先に、恵みを感じて、己を恥じ入った。
ないものねだりは与えられて初めて芽生える気持である。
今の恵みを貪ることにする。
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