真白な空間に真白な服で横たわっていた。
漸く眼が慣れてくる。
起き上がると、服がやたらごわごわして着心地がよろしくない。
麻なのか、糊のききすぎた木綿なのか、まだ堅くて新しい感じがする。
壁らしきものはあるのか、稜線の陰を探すが、全くみつけられない。
絶望的に広い空間なのでは、と思う。
ふと、眼にある形が見えた。3だ。
3の形の淵に陰が見える。まるでエンボスである。
近づこうと、恐る恐る足を踏み出す。
この空間の様子がわからない。
慣れ始めて、徐々に歩みを速める。しかし、全く3に近づけない。ランニングマシンにのっているのかと思えるほどだ。
気づいたが、3はかなり遠くにあり、巨大なようだ。段々と見上げる形になるのだ。
へとへとになりつつも、3を追う。逃げてはないのだが、ここまで遠いと、追いかける形になっている。
がむしゃらに歩く。もう、3は3に見えなくなってきている。足は棒のようだ。でも、やめるわけにはいかない。やっと、3と思しき場所まできた。
すると、彼方に4が見えた。
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