すると、黒くて熱い風の気配がして、川が気になり、丘をおりて様子を見に行く。
まだ澄んだ川の水は、足首よりも上程度の水嵩を保ち、さらさらと流れている。この美しい風景に見合わぬ黒い風の気配はまだ消えていない。
獰猛な気配で、飛び上がり、川の中央にある5m程の背高な岩の上に立った。
すると、水が下流から黒くなって行くのが見えた。流れで拮抗するが、どんどんと黒くなっていく。
自分の立っている足元まで来るのが怖くて、飛んで丘へ帰る。
俄かに立ち上がった重い雲を遠い空にみて、胸が痛くなる。
やはりトウモロコシは粉にして、長く食べられるようにしなくては。この地を後にしなくてはならないかもしれない。悲しみで気が進まない中、のろのろと準備を始める。
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