2015年4月23日木曜日

盗人と偽うさぎ

実家にいる。
平屋で広めの土地に建っている。
母がいろいろと仕事を言ってくるので、裏手に鞄を置いて、行ったり来たりする。
たくさんのおじいさんやおばあさんが通り過ぎるので、取られやしないかと鞄を見に行くと、無事であった。
おじいさんおばあさんが通り過ぎるのが途切れないので、またもや見に行くと、もう財布を抜き取られており、猛烈に焦る。
中身もそうだが、蝋引きの革を飴色に育てたのに、と悔しく思う。

すると母が、いとこ用に貸しているプレハブのような離れを見せるというので、見に行く。
いとこはもうすぐ出て行くので、ははあ、私がここに、と思う。

窓の外をでかい薄茶色のうさぎの耳がペアで通り過ぎていくので、見つめていると、人の被り物であった。

2015年4月11日土曜日

黒い鬣の我が子

洋館の石でできた階段を上がる。
ひとつひとつがでかくてやっと登れる感じだ。
窓の外に巨大な黒い怪鳥が見えた。
洋館から海を臨むと、絶壁に怪鳥の巣が見える。
滝を滑り落ちたオレンジ色のオーバーオールを着た男性二人組が巣の入り口で卵を狙っている。
うまく潜り込んで孵化しかけの赤子を持ち出してきた。襲われないためにお前が育てろという。
見てみると赤子に黒い鬣があるが、人の子の外見であった。
よく懐くが、食べ物はどうするのかと思案していると、2人組のひとりがミルクと離乳食を持ってきた。
自分たちの食事も用意されている。
怪鳥の子供だけあって、すぐにヨチヨチではあるが歩き始めており、皆が可愛らしさににこにこする。
名前はまだないが、思いつくまま呼ぶと、自分のことと認識してこちらの顔を見て、寄ってきた。これは我が子であると気づいた。