2015年8月16日日曜日

合宿所はクローゼットの奥

実験の被験者を探す。
あの人が適任そうだとなるが、気が進まない。
あの人は地元の名家に下宿している。

合宿をすることになった。
寝る場所の仕切りが金属の衣紋掛で、黒々とした重たそうな服がずらりとかかっており、20名くらいの人間がいる。
あの人は隣で見えないように着替える。朝、もたもたしていたらエースの女の子と早々にあの人が向かってしまった。

海辺の公衆電話にハッカソンの続きの連絡が入る。
喫茶店のようなところに迎えられ、教授陣に色々とご教授頂くが、女であることになにやら煩く、気が散るので後にする。

用水路は洞に変わり、そこに白猿が棲む

昔の実家の裏手に田んぼが広がっている。
用水路がいつの間にか谷間かと思う程深く掘られている。崖のようで、入り組んでいる。
底に美しい水が谷川のように流れており、奥の洞から飲みに来る生きもの達がいる。見ると巨大な白猿であった。珍しく種類なのか、ナマケモノのような躯体が巨大なことだけがわかる。

自分が攫われて診察室に入るのがわかる。手順を踏んで、測りながら進む。
手続きする者がおらず、次から来る親子連れを私が案内する。
攫われたのに白猿を待つ自分、自ら親子で来る者がいる不思議に気づく。

2015年4月23日木曜日

盗人と偽うさぎ

実家にいる。
平屋で広めの土地に建っている。
母がいろいろと仕事を言ってくるので、裏手に鞄を置いて、行ったり来たりする。
たくさんのおじいさんやおばあさんが通り過ぎるので、取られやしないかと鞄を見に行くと、無事であった。
おじいさんおばあさんが通り過ぎるのが途切れないので、またもや見に行くと、もう財布を抜き取られており、猛烈に焦る。
中身もそうだが、蝋引きの革を飴色に育てたのに、と悔しく思う。

すると母が、いとこ用に貸しているプレハブのような離れを見せるというので、見に行く。
いとこはもうすぐ出て行くので、ははあ、私がここに、と思う。

窓の外をでかい薄茶色のうさぎの耳がペアで通り過ぎていくので、見つめていると、人の被り物であった。

2015年4月11日土曜日

黒い鬣の我が子

洋館の石でできた階段を上がる。
ひとつひとつがでかくてやっと登れる感じだ。
窓の外に巨大な黒い怪鳥が見えた。
洋館から海を臨むと、絶壁に怪鳥の巣が見える。
滝を滑り落ちたオレンジ色のオーバーオールを着た男性二人組が巣の入り口で卵を狙っている。
うまく潜り込んで孵化しかけの赤子を持ち出してきた。襲われないためにお前が育てろという。
見てみると赤子に黒い鬣があるが、人の子の外見であった。
よく懐くが、食べ物はどうするのかと思案していると、2人組のひとりがミルクと離乳食を持ってきた。
自分たちの食事も用意されている。
怪鳥の子供だけあって、すぐにヨチヨチではあるが歩き始めており、皆が可愛らしさににこにこする。
名前はまだないが、思いつくまま呼ぶと、自分のことと認識してこちらの顔を見て、寄ってきた。これは我が子であると気づいた。

2015年3月30日月曜日

シチリア海に浮かぶ黒桃

演劇をする。準主役のようだ。
何とか終えるが、あんなのできないなあと見てくれた人に言う。でも次のことを考えている。
ホテルに戻る途中で、子供が各々に一人ずつついてくる。面倒見つつ、外国なので、保護しても大丈夫なんだろかと不安になった。
寝かしつけて、ホテルを出ようとすると、海に桃が幾つも浮かんでいる。濡れているものの、腐ったりはしていないようだ。
一つ、黒い皮を剥いてみたらつるりと白い身が現れた。日本のものよりやや皮が厚くて立派である。
かぶりつくと、果汁があふれんばかりで大変なうまさであった。

2015年2月27日金曜日

穴蔵ホテルから

海外の知人と彼女の地元に行こうとする。中継地で穴蔵のような薄暗いホテルに宿泊する。
すると、彼女の娘がじゃれついてくるので、構ってやる。大変可愛らしい。
大陸のある国を横切って入国するという。
行けるんだろうかと訝しく思う。

2015年2月25日水曜日

マルチカラーチェリー

赤や青や黄色や紫のビー玉よりやや大きめの果実がぶら下がっている。

2015年2月24日火曜日

鏡面モザイク

割れて散らかった鏡の欠片に、今日の私の気持ちが散り散りに映る。
物語性のない、ツギハギ再生。

2015年2月9日月曜日

黄色い稲穂

収穫時の稲穂が黄色くさざめいている。
背が高くて目線の高さまであろうかという巨大な稲だ。
刈り入れて次に備えねばと思う。

2015年1月22日木曜日

川向こうの御神体

とある建物で分散分析について解説した。
外に出ると、白砂利の道が続いており、同僚の一人が佇んでいた。
痩せ型で眼鏡の男性であるが、旧型のカメラを携えている。
アングルを決めて道の先を撮れという。撮るのはお前だ、と。
息が白く表情がみえなかった。

カメラを覗き込むと、奥に社が見えた。
深緑の屋根、黄金色の壁、シンプルながら凝った彫物がこんなに遠くから見えるんだろうか。
シャッター。切ったと思ったら、川を飛び越えて社に入っていった。