2013年8月11日日曜日

アズールストライプの雨

春の雨の中に、やさしき水色のストライプの壁の小さな二階建て雑貨店が立っている。
カスタードクリーム色の土壁にコーヒークリーム色の影が美しく落ちる。

七生竹雄、と店主の名前があるのみだ。

店長と小さな女の子の物語がそこにあり、女の子はフリルのエプロンと編み上げブーツで店番、二階では店長が帽子を作る。

店長の部屋は生地と飾りと糸で色の洪水である。

中二階から裏口に出ると、コーヒークリーム色の影の中を弾ける流星が雨をパチパチ弾きながら逃げて行くのが見えた。

火花が白の金平糖となり、桜貝とともに、新作帽子の飾りとなった。

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