連絡するが、携帯がうまく通じず、画面を確認する。通話と表示されており、声は聞こえるものの、全く話が通じない。
ポツンとした一軒家から焦った気持ちでバイクで出掛ける。ふと、バイクはどこにおいていたのか、これは自分のものなのか不安になる。
舗装されていない細い田舎道で、前から初老のおばさんが自転車とバイクの合いの子のような乗り物に乗って来る。十分すれ違う事の出来る幅を開けてすれ違おうとするも、こちらに突っ込んできた。アクセルを前回にして、上手く避けると、そのままおばさんは道の傍にある用水路に突っ込んだ。
すくい上げてやると、やたら感謝してくる。赤と白のバイク、ヘルメットや装身具も赤白で、おしゃれである。
よくしゃべるおばさんで、習い事の帰りらしい。何を習っているのか聞くと、指輪や金具小物のレリーフを掘る事だと言う。指輪を見せてもらうと、見事な細工であった。褒めると、喋りが止まらず、誰かを思い出しそうで思い出せず、淋しく感じる。
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